こどもたちに読書の楽しさを体験してもらいたい
私たちはスペインのモンセラット・サルトさんから「読書へのアニマシオン」を学び、日本のこどもたちに相応しい形を生み出そうとしている団体です。2001年より東京で月例アニマシオン勉強会を続け、2008年にNPO法人を設立しました。
「読書へのアニマシオン」は、こどもの読みの能力の発達段階に沿って、遊びの要素を取り入れたスタイルで、楽しく読書体験を積みながら「読める人」へと育っていくようにプログラムされた読書教育法です。
日本のすべてのこどもが読書教育を受けられるようになることを目指して、そのための読書材の貸し出し事業、読書教育法についての講演活動などを行っています。
アニマシオンとは・・・?
- 本が読めない子、本に背を向けた子のための読書教育法。
- 幼児期から10代後半まで、計画的・継続的に実施することで効果が見られる。
- みんなで同じ1冊の本を読み(グループ読書)、読み終わった本で「作戦」を行う。
- 指導者は読み方を教えるのではなく、子どもの読む力を引き出すことに徹する。
- 「作戦」には読む力を育てる「ねらい」があり、1回に本1冊で「作戦」を一つ行う。そして次回(別の本で別の作戦)へつなげる。
- 子どもを読書する人生に送り出すのが目的。
『読書へのアニマシオン 75の作戦』 柏書房 2001年刊行
モンセラット・サルト=著 宇野和美=訳
カルメン・オンドサバル+新田恵子=監修